iPhone6sシリーズの予約…ちょっと待ったぁ!

待ちに待った iPhone 6siPhone 6s Plus が発表されました!
機能も充実し、パワーアップし、カラーバリエーションも増え… もう楽しみでしょうがないですよね!
そして明日(12日)の16時01分から予約が開始され、土曜日ということもあり予約される方も多いでしょう。もう既にどのタイプの、どのカラーを予約するのか決められた方も多いと思います。

iPhoneを買い替える際、選択肢のひとつとして「容量の選択」がありますね。今回発表された iPhone 6s と iPhone 6s Plus も、16GB、64GB、128GBの3タイプが用意され、なかには「いままで64GBでなんとか足りていたから、次も64GBにしよ~っと!」くらいの気持ちで予約を考えている方も多いと思います。
そんなあなたに一言…

ちょっと待ったぁぁぁぁぁ!

これは、あくまで個人的な予想(見解)ですが、今回は容量の選択がいままで以上に重要になるのではないかと思うんです。
その理由は、ズバリ「4K画質」の動画撮影が可能になったこと。
要するにですね、動画撮影データがいままでとは比べものにならないほど大きくなることが予想されるので、いままでの感覚だとスグに容量がいっぱいになってしまうよ!ってこと。

● 4K動画データってどの位の容量なのだろうか?
公式な発表はまだ出ていないと思いますが、とあるサイトに掲載されていた概算値では「14GB=約25分」という数値でした。
もしこれが本当だとすれば… 例えば、いまあなたが使用しているiPhone5sやiPhone6が「64GB」モデルで、まだまだ1/3(20GB)とか1/2(30GB)の空き容量があっ たとします。これなら余裕だ!もう迷うことなく次も64GBモデルを購入しよう!と思うかも知れませんが、この判断はとても危険な行為になりそうです。
仮に30GBの空き容量があったとしても、上記計算だと55分程度の4K動画データで完全に埋まってしまう。休日にちょっと遠出して友人たちと記念の動画撮影、子供の誕生日会や記念の動画撮影、そういった場面を何度か撮影する機会はあるはず。
55分なんてアッという間。計算する必要もありませんが、1回5分の動画撮影なら11回分、または1分の動画を週に2回撮影したとしても7ヶ月弱で30GBは埋まってしまう。
実際は、ある程度の空き容量を確保して使用しないと本来のパフォーマンスが得られない為、現実的にはもっと少ない撮影時間になることは目に見えているのです。

● 4K動画は本当に連続撮影が可能なのか? 4K動画撮影が可能になった裏側で、ある一つの懸念が浮上します。
それは「4K動画の長時間連続撮影がiPhone端末で可能なのだろうか?」ということ。長時間と言っても「10分」とか「20分」レベルの話。
4K動画の撮影って、現時点では機器にすごく負荷が掛かるんですよ。まぁ驚くくらいに。
じゃぁそれがどのように表面的な問題として現れるかというと、代表的なものが「熱暴走」です。端末がめっちゃ熱くなることが予想されます。バッテリーが高温になり、他の内部パーツもダメージを受けます。
これって、一般的にはあまり認識されていない問題なのですが、ハイスペックを売りに既に4K録画撮影に対応しているサムスンのスマホ「Galaxy S6 Edge」では、この熱暴走を回避する為に、4K動画撮影は最長「5分/回」しか撮影できないようになっています。
SONYの「Xperia Z3」という機種では、たった2~3分の撮影をした時点で熱暴走し撮影がストップ。後継機の「Xperia Z4」では、その問題は解決されたものの、未だにものすごい熱暴走をする声が多数上がっています。

● どの容量を選べばいいか? 結局、どの容量を選べばいいのかは個人の使用内容によりますが、今回のモデルではiOS9が搭載されることで低消費電力が実現していることと、4K動画撮影の熱暴走を回避する為に、バッテリー容量を若干下げて余裕を持たせてくるのではないか…との予想もあります。
実際に、バッテリー容量は5%くらい小さくなっていることが分かっています。
よって、4K動画を撮影する機会が頻繁ではなくとも「度々あるだろうなぁ~」という方は、ちょっとではなく”だいぶ空き容量を確保できる容量の端末” を選択すべきでしょう。

<16GB>
先ず「16GB」ですが、これは言うまでもなくナシです。
なぜこんな容量を売り続けるのか…低価格な端末を販売してユーザー数を稼ぎたい気持ちは分かりますが、せいぜい32GBにして欲しいものですね。

<64GB>
次に「64GB」ですが、最低ラインですね。 “そんなに4K動画の撮影しないよ!” という方や “4K動画撮影したいけれど、いま使っている端末見ると半分以上どころか7~8割の空きがあるんだけど…” という方は、64GBでも良いかも知れません。

<128GB>
そして最大容量の「128GB」ですが、これが大本命となりそうです。個人的には「4K動画撮影対応なら256GBモデル出さんかぁ~い!」と言いたいわけですが、それにはAppleの思惑(後述)があるような気がして…
“せっかく4K画質の動画が撮れるのならそれなりに撮りたい!” という方や “いま使っている64GBの端末を覗いてみると、半分とか半分以下しか空き容量が無い” という方は、迷わず128GBをオススメします。

<Appleの思惑>
なぜAppleは、4K動画撮影に対応した端末を出しておきながら、最大容量は据え置きの128GBに留めているのか。勿論、技術的な問題、セールス的な問題、その他、本当の理由は分かりません。
しかし、今回「iCloud」の有料プランの月額料金が値下がりしたんですよ。

これまで(現時点で)は…
・5GB : 無料
・20GB : 100円 / 月額
・200GB : 400円 / 月額
・500GB : 1,200円 / 月額
・1TB : 2,400円 / 月額

これから(新料金)は…
5GB : 無料
50GB : 100円 / 月額
200GB : 300円(予想) / 月額
1TB : 1,200円(予想) / 月額

 

お分かりですよね。
「iCloudの料金プランを下げてあげるから、有料プランに申し込んで、足りない容量はこちらを頼ってね~」と聞こえてきます。
さて、どうしましょう…
ここからは、あなた次第です。

それでは!

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