HNY & BEST GADGET 2015

毎年年末にこの企画を行っていたのですが、年末は何かと慌ただく時間が過ぎていき、あれよあれよという間に新年を迎えておりました。
そんなわけで、2016年第一弾の記事を「BEST GADGET 2015」とさせていただきます。

これだけモノが溢れる時代にも関わらず、毎年驚くほどの数のガジェットが発表&発売され、中にはその一年を象徴するようなアイテムも数多く存在します。
今までもそんな中から幾つかのガジェットを自分なりに紹介してきましたし、2015年も同じように多くのガジェットが世に出回り、我々の生活を向上させ、欲求を満たしてくれました。
しかし “2015年を象徴するガジェットは?” “2015年に最も使用し、活躍したガジェットは?” と振り返ってみると、その殆どは真新しいモノではありませんでした。
そう、2015年は既存ガジェットのバージョンアップの年だったように思います。

例えば、いま話題の「ドローン」。このキーワードを耳にするとマイナスイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか?
2015年のベストガジェット上位に「DJI Phantom 3」がランクインしていることは間違いありません。ただ、BEST GADGET 2014 の第1位にこの前モデルである「DJI Phantom 2」がランクインしております。
このように、いままでと同じ感覚で2015年を振り返っても、2014年以前からのバージョンアップが多いのです。

そこで今回は、これまでの視点とは少し違った視点で、ベストガジェットを選出してみたいと思います。
その “これまでとは違った視点” とは「流れを変えるモノ」です。言い換えれば「これまでの流れと、これからの流れ」
2015年は、そんな過渡期にあったと感じるからです。

 

【 第3位 】

・ TAG Heuer Connected

有名どころでは Apple WATCH 。他にもウェアラブルデバイスの象徴である、腕時計タイプの「スマートウォッチ」は数多く存在します。
しかし、そのどれもがデザイン性に欠け、機能性に欠け、どれもスマートな仕上がりとは言えません。 Apple WATCH でさえデザイン性と機能性を天秤にかけると、やはりまだ手を出せる状態ではありません。
そんななか10月に発売された「TAG Heuer Connected」は、これからのスマートウォッチに大きな期待を持たせてくれる商品だったと言えるでしょう。
TAG Heuer Connected がどうのこうのというよりも、このデザインがこれからのスマートウォッチのスタンダードになってくれることを願ってのランクインです。

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【 第2位 】

・ ミラーレス/一眼レフカメラ

流れを変えるアイテムになるか定かではありませんが、特に2015年は至る所でミラーレスカメラ、一眼レフカメラを手に撮影している人を多く見かけました。
ベストガジェット2014 でも言ったように、2014年から2015年は日常を切り出すための行為(記録)がテーマでした。それは “撮影をしろ!” という意味ではなく「自らの生活の中からこれまで見えなかったものを再度見つけ出し、もう一度生活スタイルを見直す」ということです。
その最も手軽で分かりやすい手段が「カメラで記録すること」であり、その記録の質を高めようとした結果なのだと思います。
カメラに至っては、2016年の新製品にも大きな注目が集まっています。

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【 第1位 】

・ SIMフリー端末/デバイス小型化

これまでにも散々言われてきた「SIMフリー」。思ったよりも浸透せず年月だけが経過していましたが、2016年は一気に加速するものと思われます。MVNO各社が競争を繰り返し、サービスが充実し、それなりに安定してきたと同時に、デバイスの低価格化がそれに拍車を掛けてきています。
まだまだ通話プランを考えると格安とは言えませんが、例えば「スマートフォン(主要キャリア)+タブレット(SIMフリー)」といった組み合わせで、トータルコストを削減しつつ利便性を上げるといったアプローチは急激に浸透していくはずです。
そしてもう一つのキーワードは「小型化」です。そう、スマートフォンの小型化です。
スマートフォンのサイズは年々大きくなっていて、シェアの殆どが5インチ以上のディスプレイを搭載した端末です。しかし、実はこれアジア圏特有の現象で、欧米やヨーロッパではここまで偏った比率ではありません。
僕も5.6インチインチのスマートフォンを1年試してみましたが、先日4.6インチの端末に変えました。理由は敢えて控えますが、なんとなくお気づきいただけるのではないでしょうか。
いまアジア圏でも「小型化」の波が来はじめています。4インチ台どころか、3インチ台、2インチ台のスマートフォンも既に存在しています。小さければ良いというわけではありませんが、スマートフォンの重要性が高まる一方で “大は小を兼ねるのか?” というところが見直されているような気もします。

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asuszenpad8

 

以上、ベストガジェット2015を選出させていただきました。
ガジェットそのものというよりは、ガジェットを通してアクセスする先が重要なんだと思います。
また、2015年は「IoT元年(モノのインターネット)」とも言われていて、どんなものをインターネットに繋ぐことで生活がより一層豊かになるかを探る年でもありました。
きっとこの先、いまのスタンダードがこの世から無くなっていることもあるでしょう。おそらく5年後には、いま聞いたら「えっ!?」と思うようなものもたくさん無くなっている筈です。

2016年の楽しみがまた一つ増えました。

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