誰にでもできるようなコト

先日、とある記事(探すのが面倒で、当記事にはそれほど重要では無いので引用は割愛)を読んでいて感じたことだがある。

例えば、Webサイトや店舗ポスターなどに書かれたテキストを見たとき、そのテキストから “なんだか優しい雰囲気” とか “高級で堅い雰囲気” などといった 「感覚」 を受けることがあると思う。これってデザインではとても重要で、この 「感覚(感じ)」 を作るために、数多くの微調整を繰り返し、幾度となく検証を行う。最近の流行だと “フラットデザイン” が分かり易くて、多くの人が 「シンプルで簡単そうだね」 みたいな言葉で片付けられがちだが、こういう簡素化されたものほど凄く大変なんだよね~。

で、何が大変なのかと言うと “デザインするのが大変なんだぞ~” ってことじゃなくて、この一般的に 「シンプル」 と片付けられてしまっている “感覚” をクライアントに伝えるのが大変なんです。
(もちろんデザインするのが難しいのは言うまでもないですw)

“シンプル=簡単” ではなく “シンプル=明快” であるように、余分なものを全て排除する分、言葉で伝えられる(説明できる)要素も少なかったりする。しかし “明快” でなければならないという堂々巡りのような心境や空気に陥ってしまう。
もちろん自分の力不足が原因だが、一方で 「これなら業者に依頼しなくても自分で出来る!」 なんて思って結構ひどいフラットデザインでセルフブランディングしているような人を見ると、それはそれで余計に複雑な気持ちになったりする…。

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