BEST GADGET 2014

いまから遡ること約2年… 2013年の始めに “個人が個人を個人として発信する時代になる!” と感じ、敢えて時間を掛けて2013年の末にこ「Kensuke Kato’s Web」を立ち上げました。
何かに、誰かに倣(なら)って発信する方法は徐々に意味を持たなくなり、自ら日常や思いの断片を収集して発信する時代へと変わってきているように感じます。
この「発信」とは、発信する行為自体に意味があるのではなく、発信できる程の「質」を“日常の中から切り出す行為”に意味があるということです。

今年を振り返ってみると、まさにそんな一年であったことに気付かされます。
そして2015年、それは更に加速するでしょう。

毎年恒例となっているこの企画。
これまで毎回10~20のアイテムを紹介してきましたが、今年は大きな進歩(期待)が殆ど無かったように思います。即ち、ここ数年の集大成は、2013年までにある程度出揃ってしまったということになります。
だからこそ、2015年は「どんなガジェットを使って、どれだけの日常を切り出せるか?」が問われる一年になると思います。

そんなわけで、今年の「BEST GADGET 2014」は、3アイテムに絞って発表したいと思います。

 

【 第3位 】

・UP3 by Jawbone

このアイテムに限るわけではなく、次のガジェットは「健康」がキーワードであるということです。
本来ならば Apple Watch や、Google Glass のような「ウェアラブル端末」と言うべきなのかも知れませんが、敢えて「健康」と言うのには理由があります。
その理由とは、AppleにしてもGoogleにしても、これまでにライフスタイルに浸透してきた役割を一つのウェアラブル(リストバンド形式やメガネ形式)に落とし込むのは、まだまだ検討の余地があり難航しているということです。
現に Google Glass が失速をし、Apple Watch はコントローラーに留まり、まだまだ模索段階にいます。そこでウェアラブル端末としての個性を唯一出す方法として導入されているのが「健康」なのです。腕に装着することで心拍や体温といったヘルス情報を得ることが出来、それをモニタリングすることで常にガジェットを身に付けていてもらえる。そうすることでコントローラーとしての役割も無駄とは感じなくなるのが狙いです。

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【 第2位 】

・Nikon D750

D810 と書きたかったのですが、やはりこの「D750」が話題性としては上でしょう。
いままでにこの位置付けが無かっただけに、世間では 600番台寄りなのか… 800番台寄りなのか… と多く議論されておりますが、個人的には「真新しい確立された位置付け」として捉えております。
正直なところ本格的な仕事(マルチな使用用途)としては役不足だと思いますが、プライベートな位置に落ち着くようなものでないことは確かでしょう。この700番台の今度にも注目です。

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【 第1位 】

・DJI Phantom 2

最後まで迷いましたが、最も勢いがあるのはこれかな…と。
昨年のランキングにも登場して2014年の動向が楽しみでしたが、現在では運用に関する法の整備も進んできているようで、まさにその浸透度が伺えます。所構わず、ブンブン飛ばして、ブンブン撮影できるのはいまのうちでしょう。
当機に限らず、空撮という俯瞰撮影機にフォーカスすると、すでに3Dプリンタなどを多用した「自作コプター」も多く作られているようで、更に期待が高まりますね。
Phantom 2 といえばカメラ搭載モデルもありますが、やはり外せないのが「GoPro」でしょう。ランキングには入れませんでしたが、先日「HERO 4」も発売され注目が集まっています。

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こうやって出揃ってみると、キーワードは「記録」ですね。
ログをとるような記録ではなく、冒頭でも述べたように「日常を切り出すための行為(記録)」であると言えるでしょう。

その為には、日常生活の「質」を高めていく必要があります。
旅行に多く行くとか、美味しいものを沢山食べるとか、高級なブランドを身に付けるとか… そんな質も悪くはありませんが、どちらかというと「五感を最大限に活かした視点や行動」の質を高めていくことに意味があるのではないでしょうか。

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