火星が地球に大接近

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4月14日に「火星」が地球に大接近します!

地球と火星は2年2ヶ月毎に接近を繰り返していて、このタイミングでの大接近(最も距離が近くなる日)であることに間違いありませんが、ここ前後数年の接近距離からすると今回は「中接近」といった感じでしょうか。
今回の接近距離はおよそ 9,239万km とされていますが、近年では2003年8月に 5,576万km まで接近しています。

※公転周期による地球と火星の接近イメージは、こちらのサイトが分かり易いです(閲覧にはFlash動作環境が必要)。

 

<いつ、どこに見えるの?>

そもそも火星は、条件さえ合えばいつだって見える惑星です。地球のお隣さんですからね。
しかし “大接近” というのだから、好条件で最も大きく見えるタイミングで見たいわけです。

● 日時 : 14日 23:00前後
● 方位 : 南天(約45°前後)
● 目印 : 月(またはスピカ)

14日の23時前後に、南の空を見てください。天候が良ければ、地平線から45°前後の位置に月が見えると思います。
その月の周辺(恐らく数個分)に赤く光る星があれば、それが「火星」です。
ちょうど乙女座の方向になるので、青白く輝く乙女座の一等星「スピカ」も近くに見え、きれいな大三角形を確認することも出来るでしょう。

※更に詳しい情報はこちらのサイトなどをご参照ください。

 

<火星ってどんな惑星なの?>

予備知識として…
地球と同様に岩石が多くを占めているため「地球型惑星」と呼ばれています。
しかし、地球のように水が存在せず(正式に確認されておらず)、地表に酸化鉄(赤サビ)が多く含まれているため、赤茶けて見えるのが特徴です。
実は火星の自転周期が地球に似ていることもあり、昔から我々人類の移住先惑星などと注目されていますが、昼間の平均気温は氷点下10℃、夜は氷点下75℃くらいになります。あくまでこれは地表の温度であり、火星は気圧が地球の1/100程度しか無いため高低差75cmで15℃の気温差が生じる惑星なのです。
直径は地球の1/2程度、質量は地球の1/10ほどしか無く、重力は地球の約40%程度です。
そして、多くの氷と二酸化炭素に包まれています。

 

う~ん…簡単には移住なんて出来そうにありませんよね~。
いま色々と研究が進められていますが、早くてもこの先1,000~2,000年という単位の話でしょう。
そんなことよりも、我々はこの地球を守ろうではありませんか。移住先に期待するよりも、いま住んでいるこの住み家について考え直し行動すべきだと思います。
火星を見ながら、同時に地球を感じることで何かが始まるかも知れませんね。

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