地球の磁極反転

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地球には、地表から 約600,000km に渡り 「地場」 が広がっている。
磁場を感じるもっとも分かり易い例として、オーロラがそれに当たるだろう。オーロラは、太陽から吹き荒れる太陽風(プラズマ)が地球に降り注ぐとき、何らかの原因で磁力線を加速して流れるときに発光して起こる現象である。
この太陽風(プラズマ)は、あまりにも大きなエネルギーを持っているため、我々にとってはマイナス的要因となることが多い。即ち、磁場があることでその太陽風(プラズマ)から我々は守られているということになる。

磁場というくらいだから、もちろん磁極(N極/S極)があるのだが、実はこの地球を取り巻く磁極が数万年~数十万年に1回の割合で反転することが分かっている。
極の反転運動は、極の力が弱まったときに起こり、また強くなっては弱まり、そして反転し…を繰り返している。

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現在は弱まる方向にあるのだが、いま問題になっているのはその弱まるスピードで、通常100年で5%と言われていたが、ここ最近の調査では10年で5%と通常の10倍のスピードで弱まっているとのこと。

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この、あまりにも早い磁場変化が何を意味するのかは分からないが、地球の変化に耳を傾け、眼を懲らす必要があるだろう。

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歴史上の記録においては、磁場変化によって生命が危機的状況に陥ったような記述は無いとのことだが、我々にとって必要不可欠である「太陽」も、この数十年は不可解な動きを見せているだけに、この先数百年~千年という短いスパンで地球にも大きな影響を及ぼす何かが起こることは充分あり得るような気がしてならない。

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※地球の磁場を観測する 欧州宇宙機関(ESA) の人工衛星 「SWARM」

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