ゼンマイを巻き上げる時期

8月 に手を振り前を向くと、もう 9月 を歩き始めていた…

僕にとっての 「9月」 は深みのある橙色で、雪を踏む冬の足音を遙か遠くに聴きながら過ごす時間でもある。
外に出れば装飾は一気に色味を変え、それまでとは打って変わって湯気やぬくもりを求めて人々は集まるようになる。
この切り替わる瞬間が好きだったりする。

モノの動きの視点から言えば、とにかく 「リリースラッシュ」 の一言に尽きる。
年末商戦に向けた商品(製品)が立て続けに発表され、第四四半期の戦いの準備期間(購買意欲を煽る時期)となる。言い換えれば “勢いよく走り出すためにゼンマイを巻く時期” であり “高く飛び上がるためにしゃがみこむ時期” なのである。

実際のところ、この動きは 「供給者(企業・ブランド・販売者)」 の動きであって、我々消費者の動きではない。では消費者が供給者となって動き出す時期はいつなのか?そう、それは、年が変わってからのタイミングだと言える。

なぜなら、年が変わって少し経った頃から次第に 「個の発信形態」 が、現実的に大きく変わっていくような気がするからである。
それが大衆に浸透していくまでにはもう少し時間が掛かるかも知れないが、用意周到なセンダー(発信者)は既に準備を始めている。このタイミングは非常に重要だと感じているからであり、従来の準備されたSNSに乗っかるタイミングを図るのとはワケが違うことに気付いているからだ。

そろそろ本腰を入れて、自らの畑を耕し始めなければならない時期に突入したのではないだろうか…。

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