Ura “əlqqA” BLOGタグ: apple, branding, camera, design, digital, gadget, new, phone, service, wearable iPhone6(4.7inch.)を購入して3日が経ちました。 数日使ってみて、アレコレと使用感をお伝えしようと思ったのですが、う~ん…今回のモデルに関しては「触ってみる」「使ってみる」に限るという結論に落ち着きました。 ネット上に溢れている様々な情報に左右されることなく、是非一度ショップや家電量販店に足を運んで現物に触れてみてください。 え? い、い、いやぁ…決して使用感を書くのが面倒になったワケじゃないよっ(汗) 筐体(外観や感触)だけでなく、iPhone6に合わせてチューンアップされたiOS8も、iPhone6内で動作する実物を触ることで伝わってくるものがあると思います。 さて、今回の iPhone6, iPhone6 Plus, Apple Watch のローンチですが、性能・サイズ比較やデザイン云々よりも、実はもっと衝撃的なことがあると感じておりまして、その点について好き勝発言させていただくことにします。 (あ、iPhone6 Plus 買った方は見ないほうがいいかも知れません。気を悪くされても責任取れませんから…) Appleは今回 「iPhone6(4.7inch.)」 に加え 「iPhone6 Plus(5.5inch.)」 をローンチしました。 発表前からも噂にありましたが、まさか本当に5.5インチを出してくるとは…というのが正直な感想で、発表内容を聞いていると自分も5.5インチモデルに惹かれていったのも事実です。発表の翌日までは本当に悩みました。 しかし、ずっと何か違和感があって、スッキリしなくて、一度冷静になって考えてみたのです。 その違和感とは… ● なぜ、Appleは、ファブレット(*1,*2)なんかを出したのか? ● Apple製品の魅力は何なのか? ● これからのビジョンは? *1:ファブレット:PhoneとTabletを組み合わせた造語で一般的に5.0~7.0インチ程度の電話機能付きスマートフォンのこと。 *2:現在アジア圏で人気を博しており、多くの端末メーカーはこのサイズで勝負を掛けていることが多い。 という3点になります。 ○ 先ず “なぜAppleはあんなにも嫌がっていたファブレットを出したのか” を考えてみると、簡単に思い浮かぶのは 「Androidに逃げていったファブレット層を回収する為」 という理由です。しかし、こういうと聞こえは良いですが、実際は 「中国マーケットを中心としたアジア圏のユーザーの声に耳を傾けざるを得ない」 という言い方をしたほうが正しいでしょう。 Appleはいつの間にか、ユーザーの声を製品化する会社になってしまったということです。 ○ 次に “Apple製品の本来の魅力は何なのか?” という点になりますが、これはデザイン(外観)でもハード(性能)でもなく 「OS」と「メインソフトウェア」との連携 だと思っています。 故スティーブ・ジョブズが残した最大の遺産(産物)を iMac だとか、iPod だと言うユーザーも多いですが、僕は以前から 「iTunes」 だと言い続けてきました。 即ち iOS(OS)とiTunes(メインとなるソフトウェアやクラウド)がどれだけマッチしているかが鍵 であって、性能はそれをスムーズに繋ぐだけのスペックがあれば良いということになり、デザインなんてものはそれわを覆う箱なのだから、2世代、3世代で何とでもなるということです。 強いて我々がデザインで選ぶとすれば、その美しさではなく 「箱のサイズ感」 のみということになります。 ○ 最後に “これからのビジョンは?” ということになりますが、正直Appleが考えていることは分かりませんし、予想するなんてことはしたくありません。そもそも変化の激しいこの時代に予想なんて出来ませんし、Apple自身も何が起こるかなんて遠く先までは見えてはいないでしょう(土台は作っているでしょうが)。 それならば、分かり易く少し先の未来を見てみたいと思います。 Appleが次にやること。そう、それは 「Apple Watch」 です。Apple Watch がこれからウェアラブルのメインストリームにのし上がれるか否かは、やはりOSがどこまで完成されているかに掛かっていて、これもまたデザインではありません。基盤(基本構造)さえしっかりしてさえいればデザイン(外観)なんてものは、いくらでも改良できます。 そして、Apple Watch の運命を左右するもう一つの要素は 「SDK(=WatchKit)」 ですね。 このように、ある程度決まっている近い将来を見ても、重要なものは 「OS」 と、それに直結する 「メインソフトウェア」 ということが分かると思います。 余談になりますが、個人的には 「iOS」と「MacOS」が一つになり、全デバイスを同じプラットフォームでコントロール出来るようにならなければ意味が無いと思っています(以前は今年にはやると思っていた)。 iPhone6 を選ぶ際、正解・不正解はありませんので気に入ったものを選ぶのが正解だと思います。 それでも迷って決めきれないときは、ちょっとだけこの内容を思い出して考えてみてください。Appleは今回何をやりたかったのか?Appleは次に何をやろうとしているのか?ということを。性能だけで比較するのであれば Plus を購入することをお薦めしますが、スマートフォンの性能ならば圧倒的にAndroid端末のほうが上ですよ。 下手したらAppleのiPhone6の(部分的な)性能は、2年くらい前のAndroidレベルだったりしますからね。 それでも自分が Apple を選び、iPhone で迷い、満足を買う(得る)理由は何なのか… やはりそれだけ魅力的なブランドだという証拠ですね! 2014/09/21 0
Ura “əlqqA”
タグ: apple, branding, camera, design, digital, gadget, new, phone, service, wearable
iPhone6(4.7inch.)を購入して3日が経ちました。
数日使ってみて、アレコレと使用感をお伝えしようと思ったのですが、う~ん…今回のモデルに関しては「触ってみる」「使ってみる」に限るという結論に落ち着きました。
ネット上に溢れている様々な情報に左右されることなく、是非一度ショップや家電量販店に足を運んで現物に触れてみてください。
え? い、い、いやぁ…決して使用感を書くのが面倒になったワケじゃないよっ(汗)
筐体(外観や感触)だけでなく、iPhone6に合わせてチューンアップされたiOS8も、iPhone6内で動作する実物を触ることで伝わってくるものがあると思います。
さて、今回の iPhone6, iPhone6 Plus, Apple Watch のローンチですが、性能・サイズ比較やデザイン云々よりも、実はもっと衝撃的なことがあると感じておりまして、その点について好き勝発言させていただくことにします。
(あ、iPhone6 Plus 買った方は見ないほうがいいかも知れません。気を悪くされても責任取れませんから…)
Appleは今回 「iPhone6(4.7inch.)」 に加え 「iPhone6 Plus(5.5inch.)」 をローンチしました。
発表前からも噂にありましたが、まさか本当に5.5インチを出してくるとは…というのが正直な感想で、発表内容を聞いていると自分も5.5インチモデルに惹かれていったのも事実です。発表の翌日までは本当に悩みました。
しかし、ずっと何か違和感があって、スッキリしなくて、一度冷静になって考えてみたのです。
その違和感とは…
● なぜ、Appleは、ファブレット(*1,*2)なんかを出したのか?
● Apple製品の魅力は何なのか?
● これからのビジョンは?
*1:ファブレット:PhoneとTabletを組み合わせた造語で一般的に5.0~7.0インチ程度の電話機能付きスマートフォンのこと。
*2:現在アジア圏で人気を博しており、多くの端末メーカーはこのサイズで勝負を掛けていることが多い。
という3点になります。
○ 先ず “なぜAppleはあんなにも嫌がっていたファブレットを出したのか” を考えてみると、簡単に思い浮かぶのは 「Androidに逃げていったファブレット層を回収する為」 という理由です。しかし、こういうと聞こえは良いですが、実際は 「中国マーケットを中心としたアジア圏のユーザーの声に耳を傾けざるを得ない」 という言い方をしたほうが正しいでしょう。
Appleはいつの間にか、ユーザーの声を製品化する会社になってしまったということです。
○ 次に “Apple製品の本来の魅力は何なのか?” という点になりますが、これはデザイン(外観)でもハード(性能)でもなく 「OS」と「メインソフトウェア」との連携 だと思っています。
故スティーブ・ジョブズが残した最大の遺産(産物)を iMac だとか、iPod だと言うユーザーも多いですが、僕は以前から 「iTunes」 だと言い続けてきました。
即ち iOS(OS)とiTunes(メインとなるソフトウェアやクラウド)がどれだけマッチしているかが鍵 であって、性能はそれをスムーズに繋ぐだけのスペックがあれば良いということになり、デザインなんてものはそれわを覆う箱なのだから、2世代、3世代で何とでもなるということです。
強いて我々がデザインで選ぶとすれば、その美しさではなく 「箱のサイズ感」 のみということになります。
○ 最後に “これからのビジョンは?” ということになりますが、正直Appleが考えていることは分かりませんし、予想するなんてことはしたくありません。そもそも変化の激しいこの時代に予想なんて出来ませんし、Apple自身も何が起こるかなんて遠く先までは見えてはいないでしょう(土台は作っているでしょうが)。
それならば、分かり易く少し先の未来を見てみたいと思います。
Appleが次にやること。そう、それは 「Apple Watch」 です。Apple Watch がこれからウェアラブルのメインストリームにのし上がれるか否かは、やはりOSがどこまで完成されているかに掛かっていて、これもまたデザインではありません。基盤(基本構造)さえしっかりしてさえいればデザイン(外観)なんてものは、いくらでも改良できます。
そして、Apple Watch の運命を左右するもう一つの要素は 「SDK(=WatchKit)」 ですね。
このように、ある程度決まっている近い将来を見ても、重要なものは 「OS」 と、それに直結する 「メインソフトウェア」 ということが分かると思います。
余談になりますが、個人的には 「iOS」と「MacOS」が一つになり、全デバイスを同じプラットフォームでコントロール出来るようにならなければ意味が無いと思っています(以前は今年にはやると思っていた)。
iPhone6 を選ぶ際、正解・不正解はありませんので気に入ったものを選ぶのが正解だと思います。
それでも迷って決めきれないときは、ちょっとだけこの内容を思い出して考えてみてください。Appleは今回何をやりたかったのか?Appleは次に何をやろうとしているのか?ということを。性能だけで比較するのであれば Plus を購入することをお薦めしますが、スマートフォンの性能ならば圧倒的にAndroid端末のほうが上ですよ。
下手したらAppleのiPhone6の(部分的な)性能は、2年くらい前のAndroidレベルだったりしますからね。
それでも自分が Apple を選び、iPhone で迷い、満足を買う(得る)理由は何なのか…
やはりそれだけ魅力的なブランドだという証拠ですね!