cheero power plus 2 mini

近年のスマートフォン(以下:スマホ)は、以前のモデルに比べてバッテリー容量が増えてきている。
しかし、まだまだ過酷な一日のパフォーマンスをカバーできるほどではない。
外出先で長時間の使用が考えられる場合や、スマホに限らずUSB給電可能なデジカメやウェアラブル端末を持ち歩く際は、モバイルバッテリーがカバンに入っているだけで心強い。

僕もモバイルバッテリーは幾つか所有していて、最近では10,400mAh容量のバッテリーを持ち歩いていたのだが、やはり大容量に比例してバッテリーそのものの重量がネックだった。

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▲cheero Power Plus 2 (10,400mAh)
・Size : 80×111×22mm
・Weight : 290g
※参考までにiPhone6の重量は129g

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▲iPhoneとiPadとのサイズ比較

バッテリー容量としては充分に頼れるのだが、重量だけでなくサイズ感もあるので、荷物をコンパクトにして出掛けたいときは躊躇してしまう。

では、そもそもモバイルバッテリーの「容量」はどの程度必要なのか?

先ず、スマホなど小型のバッテリー容量では「mAh(ミリアンペアアワー/ミリアンペア時)」という単位が用いられる。
これは「放電容量」というもので、例えば500mAhは”1時間に500mAの電流を流すことができる”ということ。
簡単に言えば、この数値が大きいほど容量が多く、バッテリーは長持ちするということになる。

では、それぞれのスマホのバッテリー容量はどれくらいなのか?
・iPhone6 Plus → 2,915mAh
・iPhone6 → 1,810mAh
・iPad Air → 8,700mAh
・Galaxy S4 → 2,800mAh
・その他一般的なAndroid端末(近年のスマホ) → 2,500~3,000mAhが主流

※先にも述べたように、端末によってバッテリー消費率がそれぞれ異なるので、一概に「容量=使用可能時間」とはならないケースも多々あるが、大方その解釈で良いし、それが分かり易い。

こうやって書き出してみると端末によって容量も様々なので、今回は分かり易く「3,000mAh」の端末で考えてみることにする。
いきなりだが、ここで問題!

Q. 「3,000mAh」のバッテリーを搭載したスマホのバッテリーが「ゼロ(0/100)」の状態だとして、モバイルバッテリーから給電して「フル(100/100)」の状態にするには、およそどれだけの容量が必要か?

① 1,500mAh
② 3,000mAh
③ 5,000mAh

正解は…
A. ③5,000mAh
なのです。

“えっ!? なんで???” と思うかも知れないが、実はここがモバイルバッテリー選びに最も重要なポイントになる。

その理由についても簡単に説明しておくと、先ずモバイルバッテリーに使われている電池(充電池)の電圧は「3.7V」が一般的で、スマホ側の充電端子(USB端子)は「5.0V」となっており、更にスマホ(携帯電話全般)に利用されているバッテリー(リチウムイオン電池)は「3.7~4.2V」となっています。
このように「モバイルバッテリー」から「スマホの充電端子(USB端子)」との間と、「スマホの充電端子(USB端子)」と「スマホに利用されているバッテリー(リチウムイオン電池)」との間で「計2回」の電圧変換が必要となるのです。
その際、電圧変換がスムーズに成されれば良いのだが、残念なことにこの2回の変換時に電気のロスが生まれてしまいます。
ロスの量は各機器の特性やコンディションによって異なるが、平均して「40%程度」のロスがあると言われている。

即ち、スマホのバッテリー容量が3,000mAhだからと言って、3,000mAhのモバイルバッテリーで充電しても、およそ1,800mAh(60%)しか充電されないということになる。

これは一般的なモバイルバッテリーの特性であって全てに言えることではない。
モバイルバッテリーによっては、記載容量の50%以下しか充電できない製品も沢山あったり、中には購入したばかりなのに「20~30%」程度というものもあるので注意が必要。
そして、スマホのバッテリーがそうであるように、モバイルバッテリーも使用(充電)を繰り返す度に最大許容量が減っていくので、購入の際はスマホ(必要機器)のバッテリー容量の「2倍(またはそれ以上)」のモバイルバッテリーを選ぶようお薦めする。

 

…やっと本題に戻れそうだが、重いモバイルバッテリーを毎回持ち運ぶのが嫌になったので「+50%充電」に切り替えることにした。
この「+50%充電」とはスマホのバッテリーが切れそうになったとき、1台あたり「50%」の回復(充電)が出来るようにするというものである。僕はスマートフォンを常時2台持っており、ひとつが「3,000mAh」、もうひとつが「1,810mAh」であるため、この2台を+50%させるには、変換ロスを考慮すると最低でも「4,000mAh」程度が必要になる。
これに、他のモバイル機器の補助電源としての容量を加えると、5,000~6,000mAhのモバイルバッテリーを持ち運べば良い計算になる。

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▲cheero Power Plus 2 mini (6,000mAh)
・Size : 46×99×22mm
・Weight : 160g

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そこで選んだのがコイツ!

いままで利用していたバッテリーがなかなか良かったので、同シリーズの「6,000mAh」モデルを購入してみた。
サイズや重量はもちろんだが、最大の魅力はなんと言っても製品価格。

6,000mAhの容量がありながら「¥2,550(税込)」と、とってもリーズナブル!

国産の良質モバイルバッテリー(5,000mAh前後で¥7,500-程度)と比較してしまうと、やはり変換ロス率で劣ってしまうが、この価格なら全然アリでしょ!と思える商品です。

【cheero】
cheero Power Plus 2 mini (6,000mAh)

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cheero Power Plus 2 mini (6,000mAh)

気になる方は是非チェックしてみてください!

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