当たり前を何度も疑ってみる

YouTubeで動画を再生すると、いつもと何かが違う…
でもその違和感が何なのか分からない…

気のせいかぁ?
う~ん… いや、絶対に違う!

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とりあえず、再生している動画を一度止めて、ゆっくり考え直してみよう…

!!!!! これだっ!

画面下部のツールバー(?)が透過しているではないか!

個人的な意見ではあるが、この改善は地味でありながらとても効果的だと思う。
動画に意識が向いている最中に何らかの操作をした場合、いままでのようにツールバーが透過していないと一時的に平面的な階層に意識を戻される。
しかし、ツールバーを透過することによって動画の中にある意識をより維持したまま操作をさせることが出来る。

それともう一点…

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よくある手法だが、ツール操作をしない場合はツールバーが隠れるようになっている(マウスポインタのオーバーロールで表示/非表示)。
再生画面下部に常にアイコンを表示していたときよりも開放的になり、より動画に集中することが出来る。

決して珍しくも新しくもない機能の改善だが、些細だと思われるようなUIを改善することでUXが大幅に向上することを忘れてはならない。

特に近年は、個人でウェブサイトを簡単に作ることが出来る。
個人サイトを見ていると、その多くが自分よがりのインターフェイスで、ユーザーの為のウェブサイトにはほど遠く設計されている。
「どちらにしても、結果的に同じことじゃん…」と思うような些細な部分、当たり前だと見過ごしてしまう部分にこそ注意を向け、疑う姿勢を持つ必要がある。

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