DCI立ち上げによるBitcoinの行方

先日、MIT(Massachusetts Institute of Technology / マサチューセッツ工科大学)のメディアラボ所長で、「Joi」の愛称で知られている伊藤穰一氏が「ビットコインなどのデジタル通貨はこれからの10年において、人々の生活に大きな影響を与えようとしている」として、Digital Currency Initiative(DCI)なる組織を立ち上げた。
これまでも伊藤氏は、度々ビットコインが社会に及ぼす影響やリスクについても語っていたり、MITもビットコインを配布したり授業に取り入れたりと積極的で、伊藤氏の「Bitcoin とインターネットの類似点と相違点」というコラムを読んでいただくことで、より彼の見解を知ることが出来る。

一方でBitcoin財団は既に破綻寸前だという情報も流れ、ビットコインの普及に努めるBitcoin Foundation内でもトラブルが起きていたりと、ここへ来てビットコインの行方に注目が集まっているが、今回のDCI立ち上げの目的のひとつは、それらの懸念を払拭するものも含まれおり、政府・民間だけでなくNPOなどを巻き込んで、研究し標準化を目指すものであるといえる。

Life360

先日の03月27日、Yahooは米国のスタートアップとの業務提携を発表した。
その際に同時リリースされたのが、位置情報共有サービス「Life360」のAndroid日本語版。

Life360は、家族や友人といったグループを登録し、お互いの居場所をリアルタイムで把握することが出来るアプリ。
グループは複数登録することが可能で、アプリ内でグループごとに「公開/非公開」のオン/オフが行えるので、グループ内で必要な時だけ公開するといった設定が可能。
また、学校や自宅、待ち合わせ場所といった特定のエリアを「通知エリア」として設定しておくことで、エリア内にグループ内のユーザーが到着(入る)ことで他のユーザーに通知する機能も搭載されている。

New Display

PCのディスプレイを先日やっと新調しました。

実は1~2年前から「そろそろ変えろよ、俺!」と思っていたのですが、なかなか変えることが出来なかった理由がありました。
いままで約10年、デュアルディスプレイで使用していたんです。そう、2台のディスプレイを横に並べて1画面として使うアレです。
それが良いとか悪いとかじゃなく、単に「慣れ」ってやつでした。

そして、もう一つの足止めしてしまっていた要因が「次はシングルでいく!」と決めていたことにあるんだと思います。
左のディスプレイに、作業のメインとなるアプリケーションをドンと開いておいて、右のディスプレイにサブウィンドウを表示させる感覚がとても自由度が高く便利だった。
しかし、頻繁に使用するアプリケーションがアップデートを繰り返す度に、2画面使用を困難なものへと変えていってしまった。
ツールが増え、ワイド表示前提のレイアウトとなり…最低でも20インチ以上のワイドディスプレイが必要になってきた(この時点で既に5年前w)。

Kindle for Mac

2015年02月13日、Amazonが「Kindle for Mac」をリリースしました。

長い間、待ちに待ったMacへの対応と感じてしまうのですが、振り返ってみるとKindleが日本に上陸したのは2012年10月なんですね。先日も「Kindle for iOS」が日本の読者向けに大幅なリニューアルを行ったばかりで、Appleユーザーへのサービス提供が本格的に始動した感じがします。

Personal LINE@ Account

2014年内にサービス開始と謳われていた、個人ユーザー向け「LINE@」サービスが昨日(2015年02月12日)より開始されました。

これまでは企業・団体・メディア等に向けられたサービスでしたが、これからは個人事業主や小売店、更には完全な個人にまでLINE経由でのビジネスチャンスが与えられることになります。

無料と有料の2つのプランがあり、特徴は以下の通り。

【無料プラン】
・月額 :無料
・ID : ランダムに振り分け
・メッセージ配信数 : 月1,000通まで
・機能 : リッチメッセージ以外の機能が利用可能

【有料プラン】
・月額 :5,400円
・ID : 規定内にて任意に設定可能
・メッセージ配信数 : 月50,000通(50,000通を超えた場合、1通あたり1.08円)
・機能 : 全ての機能が利用可能
・支払方法 : LINE Pay (クレジットカード)

※2015年04月30日まで、有料プランの「0円キャンペーン」実施中。

これにより、広告の配信手段・マーケティング手段が加わりました。
特に個人ユーザー(小規模販売事業者)にとっては、大きなチャンスになるかも知れません。

Nikon D810A Debut

噂が出ては消え、また浮上しては消え… を繰り返していた、Nikon D810 の天体撮影用モデル「D810A」が遂に発表された。

撮像素子前面の光学フィルター特性を変更することで、より赤外域に近いHα線を高い透過率で維持することで鮮やかな天体の撮影を可能としている。Nikonはこれまで天体に弱いと敬遠され、Canon機に独占されていただけに、D810Aに向けられる期待は非常に高い。

仕様は、ベースモデルとなるD810を継いでいて、光学ローパスフィルターレス約3,635万画素/フルサイズ(35mm判)相当CMOSセンサー/画像処理エンジンEXPEED4/14nitRAW記録対応となっている。
注目すべき点は、感度が「ISO200~12,800(D810は ISO64~12,800)」となっているところで、高いHα線透過率を再現しているところからも、D810Aが天体撮影専用モデルだということが伺える。

※D810に比べ約4倍のHα線透過率を持っているため、赤外域に近い高波長の一般被写体を撮影した場合、通常よりも赤みがかり適切な撮影は出来ない。

発売は2015年05月下旬。価格はオープン(実勢予想価格40万円前後/ボディ)。

The Next MacBook Air

MacBook Air の新モデルが出ると少し前から噂されていますが、なんとなく現実味を帯びつつあるネタが出てきました。
9to5Mac の Mark Gurman 氏が具体的な内容を報告しています。

The 12-inch notebook is almost twice as thin as the existing 11-inch model of the same computer. It has only a very slight taper from its thinnest point to its thickest, unlike the versions shipping now, and it manages to occupy a footprint similar to the current 11-inch Apple notebook, despite the larger display, thanks to the use of a nearly edge-to-edge chiclet-style keyboard, as well as smaller bezels surrounding the 12-inch Air’s screen on all sides.

<意訳>
新たに出る12モデルは、現行11インチモデルの半分の厚さであり、端の薄い部分から熱い部分へのライン(テーパー)も更に緩やか。そして、11インチモデルよりもディスプレイサイズが大きくなったにも関わらず、占有面積は11インチモデルとほぼ同様。これはエッジ・ツー・エッジデザインのキーボード(メイン画像参照)を採用したお陰で実現。画面周囲のベゼルも現行モデルに比べて細くなっている。

Apple’s boldest decision with this computer might be that it is apparently dropping almost all physical input and output ports from the computer, save for one 3.5mm audio jack and a single, USB-C connector. The USB-C standard offers a reversible design like the Lightning connector, making it possible to insert compatible cables in any orientation, but more importantly the spec also allows for transfer of power, as well as high-bandwidth video transmission and data up and down. That means that it can act as a single cable solution for docks and hubs that would let MacBook Air owners plug in far more accessories and devices via a single port.

そして更に、3.5mmジャック以外の殆どのコネクタを排除し、USBは Type-Cコネクタを1基だけ搭載しているんだとか。
USB-CはLightningケーブルのようにリバーシブルで、高精細度ビデオ入出力や電源供給までもが可能。これにより、現在の MagSafe を備えた電源は不要となる。
要は、電源供給はスマホやタブレットのようにUSB経由で充分量得られ、同時にデータ転送はが容易に出来てしまうということになる。

USB-Cがどのような特性を持ってローンチされるかが大きな鍵だが、きっとこれからはこうなるんだろうな…と充分に予測はつく。

12インチモデルが出るとなると、現在の11インチと13インチは恐らく12インチに集約されて、MacBook Air は12インチのみという体制が整うような気がする。そうなると、画面解像度やバッテリー時間等の”ここだけは譲れない!”という観点で選択してきた13インチユーザーを、どれだけ満足させられるかが重要だろう。
「確かに魅力的でよく考えられているけれど、これじゃぁなぁ~」では意味が無いのだから。

有力な情報としては、2015年の第二四半期までには発表されるのではないかと言われているので、Appleの発表を楽しみにしたい。

HAPPY NEW YEAR 2015

新年あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

2014年の温もりを残しつつ、2015年が始まりました。
毎年NHKの「ゆく年くる年」を見て年を越すのが定例となっております。
年末というとクリスマスという大イベントからの流れもあり、どこか”集大成”のような雰囲気で気持ちもギュゥーっと詰まった感じがあるのですが、年が明けた途端にスカンと空虚な気持ちになるのが不思議です。
きっと心や気持ちがリセットされて、また新たな一年を詰め込んでいくのだと思うと、それはそれで身が引き締まる思いですね。

今年も良いご縁に恵まれ、健康で、笑顔で、前進、善進の充実した一年を過ごしたいと思っております。

本年も「Kensuke Kato’s Web」をよろしくお願いいたします。

皆様にとりましても、素敵な一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

BEST GADGET 2014

いまから遡ること約2年… 2013年の始めに “個人が個人を個人として発信する時代になる!” と感じ、敢えて時間を掛けて2013年の末にこ「Kensuke Kato’s Web」を立ち上げました。
何かに、誰かに倣(なら)って発信する方法は徐々に意味を持たなくなり、自ら日常や思いの断片を収集して発信する時代へと変わってきているように感じます。
この「発信」とは、発信する行為自体に意味があるのではなく、発信できる程の「質」を“日常の中から切り出す行為”に意味があるということです。

今年を振り返ってみると、まさにそんな一年であったことに気付かされます。
そして2015年、それは更に加速するでしょう。

毎年恒例となっているこの企画。
これまで毎回10~20のアイテムを紹介してきましたが、今年は大きな進歩(期待)が殆ど無かったように思います。即ち、ここ数年の集大成は、2013年までにある程度出揃ってしまったということになります。
だからこそ、2015年は「どんなガジェットを使って、どれだけの日常を切り出せるか?」が問われる一年になると思います。

そんなわけで、今年の「BEST GADGET 2014」は、3アイテムに絞って発表したいと思います。

Google Inbox

Googleの新メールサービス「Inbox」を試してみた。

使い始めは「ん?」と操作(新機能)に戸惑うこともあったが、実際に使ってみると以外にシンプルでよくできているシステムだった。
GoogleのGmailチームが、Gmailの延長線上ではなく“新たなメーリングサービス”という位置付けで制作されたことにも納得。

やはり百聞は一見に如かずなのだが、例えば「受信メール」というものに対して、Gmailでは「既読にする」か「アーカイブ」という選択肢が用意されている。しかし、その認識でInboxを触ると戸惑う(これが最初につまづいた点)。
Inboxでは必ず「受信メール」に対して「”更にどう処理するか?”」が前提として用意される。

それがこの3つ…

● 「Pin(ピン留め)」
● 「Snooze(スヌーズ)」
● 「Done(完了)」

iPhone6 – 6Plus Wallpaper

iPhone 6iPhone 6 Plus 対応の「パララックス効果対応壁紙」を制作しました。
もちろん「無料」で配布しちゃうよ。

“パララックス効果(Parallax Effect)”とは「視差効果」という意味で、最近ではウェブやアニメーション業界でも多用されており、iPhoneの壁紙においては “傾けると背景が動く(奥行きを感じる)効果” がそれに該当します。

壁紙はiPhone 6用とiPhone 6 Plus用にそれぞれ16種類を1セットとして配布いたします。

 

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iOS8.1

iOS8にアップデートされたとき「カメラロールが無い!」とか「Wi-Fiが繋がりにくい…」といった声も多かったと思います。
それから約一ヶ月、Appleがついに「iOS8.1」をリリースいたしました。

内容は以下の通り。

 

<iOS8.1>
●“写真”Appの新機能、機能改善、修正
– iCloudフォトライブラリをベータサービスとして追加
– “写真”Appに“カメラロール”アルバムおよび“自分のフォトストリーム”アルバムを追加(iCloudフォトライブラリを使用していないとき)
– タイムラプスビデオの撮影時に空き容量が少ないときは事前に通知を表示
●“メッセージ”Appの新機能、機能改善、修正
– iPhoneユーザが自分のiPadやMacからSMSおよびMMSテキストメッセージを送受信できる機能を追加
– 検索結果が表示されないことがある問題を修正
– 開封済みメッセージが開封済みとして処理されない問題を修正
– グループメッセージの問題を修正
●一部のベースステーションに接続した際に発生するWi-Fiパフォーマンスの問題を修正
●Bluetoothハンズフリーデバイスに接続できない問題を修正
●画面の回転が機能しなくなる問題を修正
●モバイルデータ通信で2G、3G、またはLTEネットワークを選択できるオプションを追加
●Safariでビデオが再生されないことがある問題を修正
●PassbookパスのAirDropサポートを追加
●Siriとは別にキーボードの設定で音声入力を有効にするオプションを追加
●HealthKit対応Appによるバックグラウンドでのデータアクセス機能を追加
●アクセシビリティの機能改善と修正
– アクセスガイドが正しく機能しない問題を修正
– 他社製キーボードでVoiceOverが機能しない問題を修正
– iPhone 6およびiPhone 6 PlusでMFi補聴器の使用時の安定性と音質を向上
– VoiceOverの音声ダイヤルで別の番号をダイヤルするまで音が鳴り続ける問題を修正
– VoiceOverで手書き入力、Bluetoothキーボード、点字ディスプレイを使用するときの信頼性を向上
●iOSアップデートにOS Xキャッシュサーバを使用できない問題を修正

 

米国では、このiOS8.1より「Apple Pay」が利用可能になるため、いろいろと話題を集めているみたいですが、日本での提供はまだまだ先のようなので、カメラロールの為にアップデートするのも悪くはないと思います。

Autumn Gadget Campaign

act2ストアがオータムガジェットキャンペーンの第二弾として、MacBook / iPhone / iPad に対応したモバイルバッテリー「HyperJuiceシリーズ」を、期間限定の特別価格にて提供しております。

HyperJuice Micro 3,600mAh 1USB ¥700-(通常価格¥6,458-)
HyperJuice Mini 7,200mAh 1USB ¥1,200-(通常価格¥10,778-)
HyperJuice Micro 3,600mAh 2USB ¥800-(通常価格¥7,020-)
HyperJuice 2 External Battery for MacBook/iPad/USB (100Wh) ¥26,820-(通常価格¥32,184-)
HyperJuice External Battery 1.5 – 60Wh ¥16,110-(通常価格¥19,332-)
HyperJuice External Battery 1.5 – 100Wh ¥24,120-(通常価格¥28,944-)
HyperJuice External Battery 1.5 – 150Wh ¥33,145-(通常価格¥39,744-)
HyperJuice External Battery 1.5 – 222Wh ¥43,020-(通常価格¥51,624-)
HyperJuice Magic Box ¥4,932-(通常価格¥5,918-)

商品(カラー)によっては、既に”在庫切れ”が出ておりますのでお早めにどうぞ!

cheero power plus 2 mini

近年のスマートフォン(以下:スマホ)は、以前のモデルに比べてバッテリー容量が増えてきている。
しかし、まだまだ過酷な一日のパフォーマンスをカバーできるほどではない。
外出先で長時間の使用が考えられる場合や、スマホに限らずUSB給電可能なデジカメやウェアラブル端末を持ち歩く際は、モバイルバッテリーがカバンに入っているだけで心強い。

僕もモバイルバッテリーは幾つか所有していて、最近では10,400mAh容量のバッテリーを持ち歩いていたのだが、やはり大容量に比例してバッテリーそのものの重量がネックだった。

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▲cheero Power Plus 2 (10,400mAh)
・Size : 80×111×22mm
・Weight : 290g
※参考までにiPhone6の重量は129g

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▲iPhoneとiPadとのサイズ比較

バッテリー容量としては充分に頼れるのだが、重量だけでなくサイズ感もあるので、荷物をコンパクトにして出掛けたいときは躊躇してしまう。

では、そもそもモバイルバッテリーの「容量」はどの程度必要なのか?